みかん温泉

2018 / 11
10≪ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ≫12

スポンサーサイト

--/--/--(--) --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 コメント:- トラックバック:-

2010/08/05(Thu) 12:07


夜。
破裂音と閃光に曝されながら話し出す。
「また3人くらい貸してもらえませんかね」
「―うちは手配師の下請けじゃねえよ、出てけ」
「こんな遠くまで立入禁止にする意味あるんですか」
そうつぶやいて並び缶ビールを呷った顎の先、轟音で開いた細波菊が
金の粉を残しながら川面へ落ちていく。
「血行が良くなりそうな音ですよねー」
「ジジイか……アンタが要るのはうちの煙火庫だけだろう。使わせてやってんだから従業員にまで
 手ぇ出すな。」
「あなたの処の人達は見目も筋も中々で………あなたが手伝ってくれるならあなた一人で良いんですが」
「…やだ」
「…勿論、次の大会も支援させてもらいますよー。ああ次は右がピンクで左が緑、芯は紫の
 染分芯入り四尺菊なんて見たいですねえ」
「―可哀想に。センス無いんだな」

髪を上げた項が涼しげとは限らない。
首筋に落ちて張り付いた一房が濡れて光っている。そこへ噛み付いたら
コイツが飲み込んだ息が喉の辺りでふるえた。
「良いけど抱くならあなたを借ります」崩されながら上位を告げる。
風向きによっては火の粉が降ってくる。
川から吹くのは熱風。



ハナカショウ
                          <花火傷>








スポンサーサイト
絵文 コメント:0 トラックバック:-

観桜

2010/04/24(Sat) 00:45


捲簾桜の樹上、捲簾の気に入りのポジションで読書する元帥。(捲簾桜と呼ばれるようになったのは二人の死後で、だからこの時はまだこの桜に名前はない)




いつもの桜に向かっていたがかなり手前で樹上の元帥を認める捲簾。
これは待たれてるかも?と思いながらも一人で飲みたい気分だったので一人で飲める場所(天蓬の部屋)へ。
勝手に入って窓枠に腰掛け、窓際の桜を観ながら杯を空けていたら足下の本の小山の中に軍備品の双眼鏡を発見。
度を変えないまま目に当てて外を見渡してみると桜の枝に寝転ぶ天蓬の顔がいやにはっきり視界に飛び込んできた。
「……へー…。」
まばたきすら見える。






絵文 コメント:0 トラックバック:0

エイプリルフール

2010/04/01(Thu) 00:47







新刊本文ちょこっと
絵文 コメント:0 トラックバック:0

晩夏続き

2009/08/27(Thu) 23:15

黒髪にとられた眼鏡は戻ってきた。戻ってきたがその経緯が曖昧だ。
夜、床についた後、夢に黒髪が出てきて枕元に座り、仰臥する僕の顔に眼鏡を差し掛けた。喋ろうとするのを遮るように唇に何か冷たいものがあてられる。何か分からないので口を開かないでいると一旦それは離された。
黒髪はうなじに手を入れて顎を上げる姿勢を僕にとらせ、緩んだ口元へ先の冷たい塊を埋めた。
味も匂いもしない口中の塊を黒髪の目を見たまま咀嚼すると、それでいいと言うように軽く目元を細めた。

目が覚めると枕元につるを畳んだ眼鏡があった。



戻ってきた眼鏡は間違いなく自分の物だがどうやら何か細工をされた。手元に戻った眼鏡のレンズ越の景色に黒髪の断片が映り込むようになった。手とか足とかのど、指、後ろ姿。最初にそれが起こったとき、現れたのは黒髪の手だった。煙草屋へと自宅のドアを開けた時、ほぼコンクリート床の視界の中に男の手が見えた。浮いている、とは違うしかし床に置いてあるでもない(影が無い)いややはり浮いているが近い。驚いてその手を凝視していたら、消えた。
初めはそんな風にいちいち驚いていたが段々に男の一部がある視界に慣れてきた。眼鏡を外すとまっとうな視界が戻る(ぼんやりとだが、おそらく)。なのでこれはレンズを透かしてのみ現れる像なのだ。つるにも何かされたらしく時折耳の後ろで男の声がする。黒髪の指に耳の後ろを撫でられた感触がよみがえる。

黒髪は変わらず偶に表れて大量の金魚とそれから金魚売りを二時間ばかり買っていく。眼鏡に映る体の断片のこともつるから漏れる声のことも男に告げなかった。
一度、これまで買った金魚は自室で飼っているのかと問うたら一瞬きょとんとした風をして、すぐに「これは餌にするんだ」と荒い息に混ぜて笑った。
その夜は男が金魚を喰っている夢を見た。

夏が終われば路地売りも終いだ。
そう告げると「本当に夏が終わるんならな」と判らないことを言う。
暑い日はまだ続いている。それでも8月が終われば秋めいてくるだろう。
今年も違わずそうだろう。















絵文 コメント:0 トラックバック:0

クルックー(外伝・回顧録の内容に触れています)

2009/07/18(Sat) 04:55

                   元帥の部屋を掃除中。


                    発見した。



「…いつの間に入り込んでたんでしょうねー」
「アンタの汚部屋にも大概なれてきたけどまさか鳩が死んでるとはな」
「まあ、野生動物は人目につかない薮の中なんかでひっそり死ぬといいますからね…(合掌)」
「…やぶ。」



回顧録読みましたー。
鳩の死骸と5人兄弟と胸の髑髏と風呂無しワンルームと天蓬オリジナルデザイン。
「鳩の死骸」という言葉にちょっと魅かれました。しかし部屋の中に動物の死骸って…。元帥の部屋は思ってたよりワンダーランドそうで。大将はタオルで頭より口元を覆うべきだったか。
そして捲簾の胸の髑髏、由来はわかってスッキリですが構造を、どうやって装着してるのかを知りたかったのです。かなり。髑髏より下でチェーンが交差してる、もしくは2本垂らしている、あれは一体どうなっているのか…。

表紙の大将と元帥を愛でながらすべすべ感を楽しんでいます。







絵文 コメント:0 トラックバック:0
 Home  Prev

 

 

10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

 

リンク

麻谷ミカ

Author:麻谷ミカ
内容に男性同士の性的描写、
グロテスクな描写を含みます
最遊記外伝の2次創作ブログ
メインCPは捲天
禁無断転載
当方バナーは一番下



焦がれてます

Lychee

加藤座


out of a back street


零落的ノスタルジア


@see-through

珈琲画布


wired or chained


DefyLogic


蠑



当方バナーは貼る剥ぐご自由に。
直リンクご注意



カテゴリ

過去の記事

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。